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レザークラフト ペンケースを作成するの巻き

先日、参加した第10回モノマチ革職人ツアーの後は、同日に開催していたレザークラフトのワークショップを体験してきましたので、そのレポートとなります。

朝10時から13時半まで、台東区南部エリアの革財布職人の工房や工場を巡るということで、7店舗を周った後からで、若干、疲れはあるものの、これから楽しいレザークラフトワークです!

今回は、レザーペンケースを作成です。

と言う事で、やってきました!まず蔵前にある革問屋のマルジュウさんで、ペンケースにする革を選びます。

革問屋マルジュウ 蔵前

マダムの店員さんが、好きな革を自由に選んでください!と言われるので、奥に見える棚のロール巻きされたレザーから、黒色を選びました。

で、普通のレザークラフトなら、ここで型紙に合わせて、カッターでカットする流れですが、ここは違います。

革職人の町なので、職人の革作りの流れで、断裁をします。その型紙で切る換わりに、一撃の一瞬で断裁できるこの機械を使います。

この超特大のプレス機を使って、上からプレスします。プレスされると、革の上には、刃がついた金型が乗っており、その金型も同時に押され、革が一瞬にして、金型の枠に沿った形に断裁されます。

こんな感じで、金型をあてて、上から超特大のプレス機でプレスすると、一瞬でペンケースの形のレザー形状になります。

見事に、こんな形になりました。しかし、このままの状態で、そのままペンケースにするには、あまり宜しくないので、必要な部分の革の厚みを薄くする加工が必要になります。

それが革漉きということで、革を漉いて薄くするのです。今回、革問屋マルジュウさんから、歩いて数分の所にある浅原革漉所という革を薄くする加工だけを専門にやっている工房があるので、こちらに足を運んで、革を漉いてもらいます。

浅原革漉所のお店の前には、他のレザークラフトワークの体験者がわらわら集まっています。なんでも、某大学の女子大生だとか・・・自然とカメラの手が動きます笑

それで、肝心の革漉加工ですが、現在はこんな厚みのある革なんですが、これをこのままペンケースにしようと思うと、色々と無理があります。

特に革を折り曲げて、ペンケースにするには、均一で厚みのある革では、上手く形が曲がらないのです。

指で挟んでみても、結構な厚みがあります。重厚感のあるペンケースが好きなんですけど、なかなかは都合よくいかないんでしょうかねぇ。

これを、写真で見える所の機械に革を通して、革を薄くするのです。革漉きの順番待ちで、自分の前には、コインケースの革を薄くしている女子大生。

それで、これが革漉きして、革を薄くした加工後の革です。わかりますか?この加工の技術が施されているのです。

具体的には、まず革全体を薄くしたのは、もちろんですが、ペンケースとして折り曲げる所をさらに、薄くしています。また両サイドは、最終的にはファスナーをつける箇所ですが、ここも薄くしています。

革を折り曲げたり、縫いやすくする為に、革を漉いて薄くしているのです。

見て下さい!革の厚みも、こんなに薄くなりました。さすがにここまで薄くしなくても良い気がしますが、とにかく流れが分からないので、指示通りに全部お願いすると、こんな厚みになってしまいました。

ここまで出来ましたら、次はファスナー取り付けです。ファスナー取り付け作業は、YKKモノづくり館で行なうと言う事で、秋葉原にあるYKKものづくり館にバスで移動します。

さて、ここでは、最終工程のファスナー取り付けを行ないます。一見、普通の家庭用ミシンに見えるのですが、これはパワーのある職業用ミシンだそうです。

実際に教えてもらいながら、自分もミシンを使って縫い上げました。まさに中学校の家庭科以来のミシン技術でしたが、なんとか縫い上げました。

ファスナーを縫い付けると、ペンケースの先端と末尾を、ホックで革を打ち止める必要があると言う事で、お願いしました。

この作業はお兄さんにお任せと言う事で、ホック打ち機であっさり、打ち込んで終了となりました。

そんな感じで、作成したレザーのペンケースはこのようになりました。手前に見えるホックが先ほど、やっていただいた部分ですね。

こちらが、横からみたペンケースの様子です。やっぱりYKKのジッパーは抜群の存在感があります。という訳で、レザークラフトというほど、自分でクラフトはほとんどしておりませんが、レザーでペンケースをする流れが一連体験できて、大満足でした。

特にこういう形に革製品づくりで大事なのは、革の薄さを調整する革漉きの加工。

これが上手く出来なければ、この形に革を織り込む事もできないし、ミシンで革を上手く縫い合わせる事も出来ない。

と言う事で、改めて革漉き=革を薄くする事の重要性を感じたのでした。

以上、レザークラフト ペンケースを作成するの巻きというお話でした。

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